着物の格の見分け方の買取相場や価値を詳細に解説

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着物の格の見分け方

2022.04.04

黒留袖などは正礼装、紬はおしゃれ着用、と知っていればはっきりわかりますが、準・略礼装は見分けるポイントが複数あり混乱してしまうこともあるのではないでしょうか?

そこで着物の格を決めている四つのポイントを挙げてみました。

着物を購入や、箪笥の中の着物を活用する際の参考にしてみてください。

やわらかもの(染めの着物)か織りの着物か

「やわらかもの」とは着物用語で染めの着物の事を言います。

染めの着物の方が織りの着物より格が高くなります。

礼装用に作られた絵羽模様の織りの着物や紬の訪問着もありますが、正式な式典や儀式では礼装として着用しない方が無難です。

家紋の数と入れ方

着物に入る紋の数は五つ紋、三つ紋、一つ紋のどれかで、数が多いほど格が高くなります。

紋の入れ方は染め抜きの日向紋がもっとも格が高く、縫い紋や陰紋は格が下がります。

洒落紋や加賀紋はおしゃれ用なので格は変わりません。

黒留袖と喪服には必ず染め抜きの日向五つ紋が入ります。

色留袖、色無地、江戸小紋は紋の数によって格が変わります。

ただし色無地に三つ以上の紋を入れるのは一般的ではないようです。

振袖、訪問着、付け下げは紋を入れないのが一般的です。

模様の柄付け

着物は柄のつき方によっても格が変わります。

第一礼装の黒留袖や色留袖は裾部分のみ柄が入っていて、江戸褄模様とも呼ばれます。

準礼装となる訪問着のように衿から胸、袖、見頃にかけて縫い目をまたいで絵画のように柄付けされたものは絵羽模様と呼ばれます。

着物の格

付け下げはこの絵羽模様を簡略化したもので、訪問着より格下になります。

色無地は礼装からおしゃれ着まで幅広く使える着物ですが、着物の格は紋の数で変わります。

例えば一つ紋の色無地は無紋の訪問着よりも格上となります。

同じ柄を着物全体に繰り返し入れた小紋は、基本的に礼装としては着られません。

ただし小紋の中でも遠目からは色無地のように見えるぐらいの江戸小紋は、色無地と同様に紋を入れて格を変えることができます。

文様の種類

描かれる文様によっても格が変わってきます。

吉祥模様、正倉院模様、有職模様などは留袖にも入ることが多い格の高い模様です。

着物の格

逆にモダンな柄や遊び心のある絵柄は晴れ着として着るのは向かないでしょう。

知識があっても迷ってしまう場合もあります。

そんな時は呉服屋さんや詳しい人に相談してみても良いでしょう。



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