長板本染め中形(ながいたほんぞめちゆうがた)
長板本染め中形(ながいたほんぞめちゆうがた)
相場価格 | 1~999円、 1,000~9999円、 10,000~49,999円 | |
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希少価値 | ★☆☆☆☆ | |
素 材 | 木綿、 絽 |
江戸時代から続く染色技法で、
・江戸中形
・長板本染中形
・長板本染中形
ともいい、約6mの樅(もみ)でできた長い板に木綿の白生地を張り付け、表と裏の両方に型を合わせて糊(のり)を入れて、藍一色で染め上げたもので、藍と白の美しさが特徴的です。
中形とは、本来は小紋より大きく、大紋より小さい文様の意味であり、特定の染物を意味していませんでした。
しかし、浴衣に一番多く使用されてきたので、「中形」といえばほとんど木綿型染の浴衣生地を指します。
表と裏の柄合わせがきちんとできていることを「裏が返る」といい、長板中形の真骨頂といわれているそうです。
松原伸生など現代でも活躍する長板本染め中形の作家もおり、そういった作家物の浴衣であれば高額買取の可能性もさらに高まります。
実際の買取価格は300円~18,000円以上で取引されているようです。
ずっと家に眠っていた着物がとても価値のあるものだったという嬉しい発見があるかもしれません。
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