焼き下駄(やきげた)
焼き下駄(やきげた)
焼き下駄は木に焼き色の入った下駄です。
塗装で焼き色を入れただけの比較的安価なものも多いですが、実際に炙り焼きの工程を経たものは高価となります。
木目の素朴な味わいがよく出るため普段履きとされることが多いようです。
見た目に涼しげなイメージから夏場によく履かれてるもので、焼き下駄は、下駄をそのまま火であぶり焼きしたものです。
煤を落として膠の混ざった特殊塗料で磨き上げ、天然素材の風合いが見事に浮かび上がるのが特徴です。
最近の安物の焼き下駄は焼いて透明のウレタン塗料を塗ってあるだけで風合いが全く違います。
着物を買い取ってもらう場合に和装小物など何点か売るものが加えられると、査定額を増してくれる業者もあります。
なるべくなら使用感の少ない、良い状態で売りたいものです。
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