綿芭蕉(めんばしょう)
綿芭蕉(めんばしょう)
相場価格 | 1,000~9999円、 10,000~49,999円 | |
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希少価値 | ★★★☆☆ | |
素 材 | 木綿、 その他 |
しなやかで涼しげな印象の自然布で、この風合いを木綿で表現したものを『綿芭蕉(めんばしょう)』と呼びます。
呉服屋『竺仙(ちくせん)』が開発したこの生地は非常に清涼感のある着心地で、高級ながらも非常に人気の浴衣地です。
芭蕉布は重要無形文化財に指定されており、価値の高い絹織としても有名で、繊維は堅く丈夫で軽くて風通しが良いのが特徴です。
さらりとした肌触りが心地よい生地で、その涼しさと肌当たりの良さは夏の浴衣にぴったりです。
材料の糸芭蕉は、苧麻(からむし)とともに自生していたという説と、中世に交易で南方から移植されたという説がありますが、どちらか定かではありません。
どちらにせよ歴史は古く、13世紀頃から始まり、江戸期には庶民の衣生活になくてはならないものとして普及していました。
戦前までは、沖縄全島で芭蕉布の生産され、
・首里
・喜如嘉
・今帰仁
・喜如嘉
・今帰仁
は三大産地といわれていました。
しかし、戦後急に衰え、今ではかつて上物の産地だった喜如嘉の村だけが、その伝統を受け継いでいます。
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