袋帯の買取相場や価値を詳細に解説

お持ちの着物の買取相場や価値を知って高額買取しよう!
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袋帯

袋帯
袋帯の画像
袋帯(ふくろおび)とは表地・裏地と二枚の布を縫い合わせて仕立てられる帯のことを言います。

二重太鼓や変わり結びも可能な長さを持った、使いやすくポピュラーな帯です。

人間国宝・有名作家が手がけた作品が多くあり、そうしたものは高額な買取価格がつきます。

大変な希少性を持った伝統工芸帯なども存在するので、お家に使わない帯があると言う方は着物買取店での買い取りを検討してみてはいかがでしょうか。

袋帯は表裏共に同じ生地を使う丸帯に対し、裏面は無地であることが多いため軽く扱いやすいことが特徴。

金糸銀糸を用いた豪華なものはフォーマルな場での礼装に使われますが、通常の外出着や遊び着などに使用する洒落帯も存在します。

中には染帯もありますが、ほとんどが織り帯であることも特徴です。

袋帯の種類

佐賀錦帯(さがにしきおび)

佐賀錦は平織または綾織でつくられた錦織です。 礼装の着物に合わ・・・

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本袋仕立て(ほんぶくろじたて)

表と裏の生地が一枚の帯地で袋状に織られ仕立て上げられた帯です。・・・

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片縫い袋仕立て(かたぬいふくろじたて)

表と裏の生地を合わせた幅のある帯地を二つに折りにして片方を縫い・・・

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合わせる着物

黒留袖(くろとめそで)

黒留袖(くろとめそで) 相場価格1,000~9999円10,000~49,999円
希少価値★☆☆☆☆
素 材化繊

黒留袖は女性の第一礼装になる着物で、黒の無地に裾の部分のみ模様が入っています。

生地には、濱縮緬や丹後縮緬など地模様のない縮緬が使用され、胸には柄がなく裾模様になっています。

黒留袖は、既婚女性が着用する一番格式が高いとされる第一礼装で、結婚式や披露宴などで、親族の正礼装として使用されます。

どういう人が黒留袖を着るのか?


結婚式であれば、新郎新婦の母親、祖母や叔母、姉妹などの親族や、仲人夫人など主役に近い関係で、ゲストをお迎えする立場の人が着用します

結婚式では、新郎新婦とお互いの両親は、格の高い着物を選びますが、これは誰よりも格の高い服装をすることが、招待客への礼儀となると言われているからです。

ただ、新郎新婦の母親同士は「同格の服装」というのが理想とされており、一方だけが黒留袖を着て、格の差が出るとよくありませんので、和装にするなら二人とも黒留袖で揃えるといったように事前に打合せしておくことが大切です。

袋帯の人気の作家

誉田屋源兵衛(こんだやげんべえ)

創業280年を迎える京都室町の帯問屋の老舗です。

江戸時代に創業され初代・矢代庄五郎から続く西陣織帯地の卸商を営んでいます。

今は十代目の山口源兵衛が、 受け継がれてきた技術と革新の精神で 着物業界に作品を送り出しています。

社名の「誉田」は、「こんだ」と読ませますが、応神天皇陵の「誉田八幡宮」と同じです。

誉田屋源兵衛の帯の魅力は、一つ一つの帯からもわかるゆるぎない自信です。

・素材
・織り
・意匠
・色

全てから、誉田屋であることの誇りを知ることができ、装う人の帯姿に深い洗練さを演出します。

帯の結び方

ふくら雀(ふくらすずめ)

ふくら雀(ふくらすずめ) 相場価格
希少価値
素 材
ふくら雀は、「福良雀」とも書かれ、縁起がよいため、振袖や訪問着に合わせる袋帯の結び方として愛用されています。

袋帯は製法により色々な種類があり買取価格もさまざま。

買取を検討される場合は、着物の買取専門の業者にご相談ください。

太鼓結びの一種であるふくら雀は、冬の寒さをしのぐために、羽毛の間に空気を入れてふくらんだ雀が翼を広げた姿を模して作られた、とてもかわいらしい結び方です。

成人式や、お見合い、結納のときなどに、若い女性から選ばれることの多い帯結びで、例えば、皇室の雅子様、紀子様も、結納の際に結んでいたことで知られています。

身長の高い、低いにかかわらず、誰にでも愛らしい雰囲気を与えてくれる結び方ですので、ぜひ、ここぞというときに活用されてみてください。

貝の口結び(かいのくちむすび)

貝の口結び(かいのくちむすび) 相場価格
希少価値
素 材
貝の口結びは、角帯の最も代表的な結び方です。

角帯とは男帯の一種で、代表的な正絹をはじめ、綿、麻、合繊などの素材が使われます。

正絹の角帯であれば、高価買取が期待できますので買取を検討される場合は、着物の買取専門の業者に鑑定をお願いしてみると良いでしょう。

貝の口結びは、折り目が二つ重なって、まるで二枚貝の口のように見えることから、この名称で呼ばれるようになりました。

男性が袴を着けない着流し姿に締めているイメージが強いですが、女性が結んでも問題のない結び方です。

いろいろな半幅帯を貝の口に結べば、大変手軽にバリエーションを出すことができます。

普段着の着物で、ちょっとしたお出かけをする際、大活躍をしてくれる便利な結び方です。

ぜひ、貝の口結びを使用した装いを楽しんでみてください。

太鼓結び(たいこむすび)

太鼓結び(たいこむすび) 相場価格
希少価値
素 材
太鼓結びは初心者でも手軽に結べる、もっとも基本的な結び方です。

単に太鼓結びというときは、一重太鼓という結び方をさし、主に名古屋帯で結びます。

名古屋帯には多くの伝統工芸品が存在し、高額の買取価格が付くこともしばしば。

大正時代に太鼓結び用として考案された帯で、巻いたとき、背中のお太鼓部分の中心に絵がくるよう作られています。

この太鼓結びの原型ができたのは、意外にも最近のことで、1813年に亀戸の太鼓橋が完成した際、お祝いで芸者衆が結んだ帯にあるそうです。

この結び方は型崩れしにくかったため人気となり、明治時代以降、一般にも広く普及するようになりました。

礼装から普段着まで、幅広く用いることができる便利なものです。

蝶文庫(ちょうぶんこ)

蝶文庫(ちょうぶんこ) 相場価格
希少価値
素 材
蝶文庫は文庫結びをかわいらしくアレンジして作られた結び方で、袋帯で結びます。

袋帯は製法により色々な種類があり買取価格もさまざまなので、買取を検討される場合は、着物の買取専門の業者にご相談ください。

もともと文庫結びは、武家の女性が結んでいた、格の高い結び方ですので、振り袖や訪問着、付け下げなどにも最適。成人式などのセレモニーやパーティー、着付けの舞台などで袋帯を結ぶ際に活用されています。

蝶文庫は、その名前からもわかるとおり、まるで蝶が帯にとまっているかのようにリボンが追加されたキュートな見た目が特徴。

女の子らしさが強調された華やかな印象となるため、非常に人気がある結び方です。

現代では礼装だけではなく、浴衣の帯を結ぶ際にも使われていますから、覚えておけば活躍の幅の広い結び方になります。

二重太鼓(にじゅうたいこ)

二重太鼓(にじゅうたいこ) 相場価格
希少価値
素 材
太鼓結びには一重と二重の2種類があります。

うしろのお太鼓部分が二重になっているものが二重太鼓と呼ばれ、豪華な丸帯や袋帯を結ぶ際に用いられます。

帯には製法や素材によってその価値は変わりますので、お売りになる際は着物の買取専門の業者にご相談ください。

二重太鼓は一重太鼓よりも格が高く、留袖や訪問着などに合わせる結び方です。

「よいことが重なるように」という縁起を込めて、慶事に参加する際の礼装用の帯結びとして、幅広く愛用されています。

もっともオーソドックスな結び方の一つではありますが、お太鼓の位置や大きさ、帯枕の厚さを変えることで、様々な表情を見せてくれる結び方ですから、好みや出かける場所によって、いろいろと工夫のできる結び方でもあります。

文庫結び(ぶんこむすび)

文庫結び(ぶんこむすび) 相場価格
希少価値
素 材
文庫結びとは、浴衣の帯結びとしてよく見られる、リボンのような可愛らしい帯の結び方です。

浴衣に合わせる半幅帯には伝統工芸品や有名作家のもの等、高価買取が期待できるものもあります。

鑑定士が在籍する着物専門店での査定が望ましいでしょう。

「お文庫」とも呼ばれる文庫結びは、江戸時代に武家の女性が結んでいた基本の帯結びで、格調の高い結び方とされていたため、浴衣だけではなく、成人式や結婚式などのフォーマルなシーンに結ぶことも可能です。

結ぶ帯の種類が限定されないため、コンサートやお買い物など、カジュアルなシーンでも手軽に結ぶことができ、バリエーションが大変に豊富なのも魅力の一つです。

帯の巻き方は、右から左に巻く関東風と、左から右に巻く関西風があり、リボンを長くすると若い女性向けとなります。

立て矢結び(たてやむすび)

立て矢結び(たてやむすび) 相場価格
希少価値
素 材
立て矢結びは、袋帯を用いて斜めに大きな蝶結びを作るという、印象的な帯の結び方です。

袋帯は製法により色々な種類があり買取価格もばらつきがありますので、着物買取専門店に査定依頼をして買取価格を調べてもらうと良いでしょう。

立体感を強調したこの結び方は、江戸時代の歌舞伎俳優である二代目瀬川路考により考案されたと言われ、武家屋敷の奥女中さんたちに好まれていたようです。

現在では全く意識されていませんが、当時のマナーでは、屋内の場合は蝶結びを右上がりにする「右立て矢」、屋外の場合は左上がりにする「左立て矢」という使いわけがありました。

非常に華やかなイメージとなる結び方ですから、成人式などの振袖によく結ばれ、「かざぐるま」「芳扇香」「あげは蝶」「うさぎ」「松実」など、いろいろなバリエーションが作られています。

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